ラムネと夜空と狐の楽しみ
――チリン、と風に煽られて風鈴が鳴る
ふと窓の方に顔を向ければ鋭い三日月とまばらな星のきらめき
手近に置いていたラムネのビンを夜空に掲げてみる
ビンの窪んだ所で歪められた星々はまるでそこだけが凝縮された様に見える
「おう、ただいまー……って、お前何やってんだ?」
魅入られたかのようにビンを眺めているとやっとお帰りの旦那様
「んー。なんかね、こうして空を見てると都会の空も捨てたもんじゃないなぁってね」
返事は返しつつも視線は固定されたまま
「ふぅ〜む。なあ、俺にも見せてくれよ」
仕方ないわね。と一言つけて顔を寄せ合あい二人でビン越しの夜空を眺める
頬が触れた瞬間カランと音を立てて転がるビー玉が景色を一変させた
まるで万華鏡のようにコロコロ変わる景色に目線を合わせ、時折ぶつかる視線に笑みがこぼれる
そんな、ゆったりとした時間の夏の夜
「そう言えばさぁ」
「なんだよ?」
「頼んどいたお稲荷さん、買ってきてくれた?」
「おう、ここに……あ」
「潰れてる、わね」
「潰れてる、な」
「……お約束の展開ね」
「……んじゃ、この後は?」
「決まってるじゃない♪」
この日、星が一つ減ったかもしれない
タイトルで狐とか入れてるくせにあえて誰と誰か言わないテスト(マテ
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